鬼灯

鬼灯(ほおずき)は、盆花としても有名ですが、
それなりの意味があることは案外知られてはいません。


お盆には迎え火や送り火ということをする場合があります。


墓地に行ってご先祖様をお迎する際に、予め持参した盆提灯の
灯りで先導しながら自宅へと導きます。
霊が迷わぬよう軒先には高燈籠などを飾っておきます。そして、
玄関先で苧殻(おがら)を焚けば、
その煙の流れと共に先祖の霊を迎え入れるという訳です。


お仏壇には、既に竹などを支柱とした真菰(まこも)が張られ、
それには小さな赤い提灯がいかにもかわいらしく飾られています。



よく見れば、赤い提灯に見えていたのは、まさしく鬼灯でした。



つまり、鬼灯は盆花であるだけではなく、仏壇を飾る赤い提灯と
いう特別の意味を持って飾られています。


まさにお盆に先立って咲く旬の花ということになります。


鬼灯を飾る前に今一度飾る意味を確認しておきたいものです。



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